お見事!美咲センター長!!
今回は、中村祐子が大暴れでした。
中村祐子が演じたのは、「次世代医療開発センター」の美咲センター長。
お客さんが気になったか、ならなかったか・・・
みんな何気なく「ミサキさん、ミサキさん」と呼んでいたが、これは苗字だったのか、名前だったのか?
コアな“空素”ファンはお解りだと思うが、彼女の名前は、三崎美咲なのです。
さて、今回のストーリーは、大学教授であり、次世代医療開発センターのセンター長だった美咲が、ひょんなことから極道の家に迷い込んだところから始まる。
あっという間に拉致され・・・
いつもの悪い癖が・・・
飲む・・・
呑む・・・
おっとっと・・・ また飲む。
彼女の酔っ払い役は何回見ても絶品だ。
と、笑っているうちに、ストーリーはオープニングに戻ってゆく。
そう、このドラマの謎の部分が徐々に明らかになっていくのだ。
それは美咲にとって思いもよらなかった悲劇の幕開けである。
苦悩する美咲。
シリアスとコメディーを自由自在に、自由奔放に演じる中村祐子の真骨頂だ。
自分の研究を悪用され、人の気持ちを踏みにじる実験が行われている。
何としてもこれを止めなくては・・・
美咲の思いと、極道一家「狼仁会」の思いが一つに重なる。
あぁー、なんていい脚本なんだ・・・そんなことより、いよいよクライマックス。
ここで登場するのが、失敗しないことでお馴染みの、大門・・・
大門・・・未知ノ介先生です!
・・・え?
全く恐ろしい女優だ。クライマックスにこれを持ってきた。
客席大爆笑は言うまでもない。しかも決して出オチではなかったことを付け加えておこう。
まぁ、ドラマはそんなこんなで、美咲センター長をはじめ狼仁会の組員たちの熱演で、めでたしめでたし・・・と。
いや、彼女の怪演はまだ終わらない。
エンディングで見せた彼女の姿が・・・
実は、病に侵されていた美咲センター長。
これまでのエネルギッシュな演技とは真逆な、手術を終えた患者の弱々しくしくもあり、未来を感じさせる「ペーソス」溢れる演技は、言葉も出ないほどだ。
私が言うのもどうかと思うが、“空素”に・・・いや、長野に彼女がいてくれたことに感謝したい。
やっぱり“空素”は面白いや。ホント、マジで・・・
令和残侠伝=外伝=その1「お見事!美咲センター長!!」
by モンキリ王子
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