2013年11月06日

キーワード★距離感★

キーワード★距離感★
キーワード★距離感★
またまた、「新・ショットガン」WEST公演の写真がお客様から届きました!
Joy Rocks のライブ画像もファンキーな感じで、雰囲気を出してます。

今日のキーワードは「距離感」。
台本を書いている私は常々、距離と時間とスピード。小学校で習う理科のこの三つの言葉に引っ掛かっているのです。
SFを考えた時、いつもお世話になるのが「時間」です。
そして時間はスピード。だったら距離は欠かせない。・・・ま、当たり前の話ですが。

物理的に考えれば、これはジャンケンみたいなもの。三竦みなのですが、劇では圧倒的に違うのです。
時間と距離には意味があります。速度にはそれほどの意味はありません。
時間は歴史であり、人生、記憶、未来です。今回のキーワード「距離」も、「時間」と同様SFでも、ラブロマンスでも、サスペンス、ロードムービー、大河ドラマもこの時間と距離を上手に表現出来るかが勝負です。
しかしそれ以上に私が「距離」という言葉に引っ掛かるのは、作り手側が考えなくてはいけない最も重要なキーワードだからです。

距離感とは、俳優なら全てに感じていなければならない必須の感覚なのです。
相手役との距離感。人間関係は当たり前としても、舞台は限られたスペースです。その中で俳優の表現する距離感が、限られたスペースを無限の空間として表現出来るのです。
そして観客との距離感。劇はライブです。空気を読む感覚がなくちゃ面白くない。その空気をすぐそこに居る観客、2階席の観客。同じように届ける力も必要なのです。
しかし一番大事なのが、与えられた役と自分自身との距離感。自分がその立場なら絶対にそうしないことを、その役(登場人物)はやってしまう。劇とはそういうものです。その非日常の感覚・感情を理解する。それが自分だと信じる。尚且つその役を愛おしく思う。文字だった台詞が自分の言葉になる。
だからと言ってその距離がゼロになる訳ではない。
やれやれ、話がちょっと難しくなってきたようです。

「新・ショットガン」は、かなり浮世離れしたバイオレンスというか、いわゆるエンターテイメントです。
確信犯なのですが、キャラクターはあたかもいそうで、実はそんな奴はどこにもいないのです。
でも、我が“空素”のメンバーはいる筈の無いキャラクターを、あたかも自身の分身のように表現します。
そこには、役と自分との良い関係の距離感があるのでしょう。

脚本・演出である私としては、観劇に来られるお客様の期待、それを裏切る作り手側の策略との狭間で、両者を納得させる絶妙の距離感を持ちたいと願っているのですが・・・
全てはこの劇を観て頂いた時に、答えは出るのでしょう。
11月23日・24日、お客様との距離はどこまで近づけられるのでしょうか。


ばいicon06 モンキリ王子

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この記事へのコメント
難しくてよくわかりませんが(字数多いし)、
ストラトのアームがシールドに引っかかって
動かない事態も距離感が問題、って事ですね。
Posted by johny2003 at 2013年11月06日 17:06
johny2003さん

字数少ないのに、何言ってるかわかんないが・・・
まあ、そういうことだと思う。


みーまるさん

ちょっと遅くなりましたが、
コメントありがとうございます。ブログ見ててくれたんだね。
追加公演、何とかできるように検討中です。
その時はぜひ見にきてね。(ハンサムなご主人と♪)
また一緒にみーまるちゃんと同じ舞台にたちたいなぁ・・・
Posted by MONキリ子 at 2013年11月08日 11:46
は~、距離=時間×速度

演劇って文系かと思ってたら、理系でもあるんですね。
奥が深い。。。

小学生の頃習ったことが、こんなとこで役に立ちました。

なんてこと言ってる時点で、このコラムの意味が理解できてないってーことかも・・・・・。

自分の死を何回も疑似体験できるってーのは、とても新鮮です。
Posted by コダ at 2013年11月08日 15:10
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